『岩壁への道』中編 岩壁Crew、ラーメン食後に神聖なキモチに仕上がる

 野外音楽フェス『岩壁音楽祭』が5月25日、山形・瓜割石庭公園にて開催。前回は、東京駅から会場最寄りである赤湯駅まで、岩壁crewによる旅路を振り返りました。今回は、地元で愛されるラーメン店「龍上海」、同じく会場最寄りとなる高畠駅、そして当日のステージがある瓜割石庭公園を紹介します。

 「龍上海」は、南陽市の名物グルメである「赤湯からみそラーメン」発祥の店。山形県内に複数店舗が構えられていますが、赤湯駅からの最寄りは「龍上海赤湯本店」。車で5分ほど離れた場所です。同店の看板メニューは、「赤湯からみそラーメン」(880円)。モチモチとした弾力ある太い平打ち麺に、こってりとした味噌味のスープが食欲をそそります。

 そして、このラーメンの最大の特徴といえるのが、スープの上に盛られた朱色の“からみそ”。このからみそは、赤湯産の唐辛子やにんにくをブレンドしているとのこと。麺を食べ進めるなかで、徐々に溶かしてスープの味を調節できるなど、遊び心に優れています。岩壁crewはその美味しさにバイブスが上がりすぎた結果、先日遂に本店さまの店頭にフェス告知ポスターを掲示させていただきました。本当に感謝。一番好きなラーメン屋さんです。

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 そんな「赤湯からみそラーメン」は、昭和35年に誕生。出前でも伸びない麺にすべく、現在の形へと改良を加えられるなど、山形の土地柄が大いに反映されています。また、麺の茹で具合のみならず、最後の一滴まで席を立てなくなる濃厚なスープは、東京では味わえない代物。地元の人々はもちろん、県外からの来客もいるため、店舗の前には常に人が集まっているとか。食事の際にはタクシー利用や、余裕をもっての来店をオススメします。

隠れポスター

隠れポスター

 続けて、高畠駅に移動。同駅舎は、ホテルやレストランなどを併設した、総合コミュニティ施設「高畠町太陽館」内にあります。そんな同駅では現在、『岩壁音楽祭』入場チケットを好評発売中。売り場近くには、フェス告知ポスターが“絶妙な位置”に掲示させていたりも。高畠駅にお立ち寄りの際は、ぜひとも探してみてください。

隠れポスター

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 また、高畠駅を語る上で欠かせないのが、ホームから改札を抜けてすぐの“銭湯”。実は、高畠駅は国内でも極めて珍しい、温泉施設がある駅舎なのです。入場料も、大人300円/小人100円とリーズナブル。この日は清掃のため休館日となっていましたが、『岩壁音楽祭』当日には音楽や食事にあわせて、気軽な“駅近温泉”でチルしましょう。

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 そこから、赤湯/高畠駅からそれぞれ車で約15分に位置する瓜割石庭公園に到着。この日初めて、現地を視察する都内在住メンバーも。そのため、他の岩壁crewがメインステージとなる“WALL STAGE”まで約1分の道のりを、これでもかと焦らしてきました。まずはDJフロアの“THE CAVE”、当日には水タバコやタイ古式マッサージを楽しめる“CHILL AREA”を巡った後、薄暗い洞窟に突入。いよいよ最大の目的である、あの“岩壁”へーー。

 その詳細は別途記事の通りなのですが、いや、岩壁、高すぎます……。前日までの降雨のためか、この日の岩壁は普段以上に色味が濃くなっており、“存在感”という言葉を具現化したような迫力を帯びていました。また、周辺に茂る植物や雨の残り香が、そこはかとない神聖さも演出。今回のフェスに尽力する使命感を、ひしひしと感じるひと時となりました。

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 『岩壁音楽祭』は新たな野外音楽フェスとして、国内の未開拓ロケーション発掘をひとつの意義として捉えています。当日ご来場いただいた方には、その真意もおそらく伝わることと思います。数多くのアーティストによるステージはもちろん、何よりもまず壮観な岩壁を瞳に焼き付けてほしい。岩壁crew一同、その想いで胸が一杯です。

 この旅行記もいよいよ終盤に。続くコラム後編では、地元の老舗旅館「丹波館」、おでんとおにぎりが美味しい食事処「山映」での旅模様を振り返ります。次回もお楽しみに!

Masaki Ueda