maco marets

自身を「ラッパー・詩作家」と名乗る通り、言葉を操りながら場の空気をゆっくりと支配する様。それは悠久の時を経て鎮座し続ける、岩の重みに近い静けさを感じさせた。昨年2024年には2度の台湾公演を成功させ、今年2025年には「ap bank fes'25」で東京ドームのステージ出演を果たした彼が、一回りも二回りもアップデートした姿を目に焼き付けよう。ちなみに岩壁音楽祭の初回開催時、昼下がりのWALL STAGEでアンコールを巻き起こしたアーティストといえば、maco maretsのこと。彼もまたCYKのKotsu同様「岩壁皆勤賞」だ。