みんなのきもち
コロナ禍を経て“現場”での音楽体験が目まぐるしく変化した2020年代前半を振り返った時、船頭に立って迷えるオーディエンスを導き、旗を振り続けていたレイブクルー/DJユニットのひとつが、みんなのきもちだった。2020年代後半に差しかかる今現在もなおポジションは変わらず……いやむしろ、日を追うごとにさらに高く、さらに遠くへ我々を誘う存在と化している。グローバルに進出し、世界中からラブコールの絶えない彼らの“攻め”のDJセットが、岩肌を弾き、我々の皮膚を揺らす瞬間を心待ちにしている。